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お知らせ 2021.07.07

TOLIX

フランスを代表する家具デザイナーであり、
家具メーカーのトリックス社の創業者でもあるグザビエ・ポシャールが、
1934年にデザインしたのが「Aチェア」
スチールに亜鉛メッキを施した椅子は、鈍い光沢感、触感などに優れており、
またアウトドアでも使用できるなど機能的でもあります。


A-CHAIRは発売されるやいなや、商業的に大成功をおさめますが、
その最大の要因は、折りたたんだメタルシートを採用したことにより、軽量化を実現したことでした。
この軽やかな意匠により、パリをはじめとするフランスのカフェなどではよく見かけられます。
21世紀に入っても、世界中からのオーダーが絶えない椅子は、
ニューヨーク近代美術館やポンピドゥーセンターなどにコレクションされています。



<XAVIER PAUCHARD(グザビエ・ポシャール)>



Xavier Pauchard(1880-1948)はフランスでの亜鉛メッキのパイオニアでした。
ブルゴーニュのオートンに本拠を置き、第一次世界大戦の直後、彼は当時、
家庭の快適性を具現化した亜鉛メッキされたシートメタルドームアイテムの生産をしていました。
1927年、TOLIXという商標を登録し、
同時に「椅子、肘掛け椅子、スツールおよび金属製家具の生産」にシフトし、
Xavier Pauchardが考案したさまざまなモデルは、
工場、オフィス、病院だけでなく、屋外、カフェテラス、公共公園などでも見られました。