お知らせ
宮崎椅子製作所 工場見学
先日、四国徳島の宮崎椅子製作所にお伺い致しました。
新作椅子と創業50周年記念特別仕様モデルの発表展示会に合わせ、工場見学をして参りました。
工場はのどかで自然豊かな場所にあり、広々とした敷地の中に工場、事務所、ショールームがあります。
工場の建物は歴史があり、趣を感じさせる落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
工場の中の模様です。
沢山の工具や機械が整然と置かれていて、適材適所で使われています。
こちらは当店でも人気のNo.42チェアのアームの部分のオーク材フレームで、木取り後に四面を綺麗にカンナがけした状態です。
両肘の色合わせをするため、同じ木部から木取りをします。
それぞれにナンバリングをして、左右の木目が揃うように配慮されています。
pepeアームチェアのフィンガージョイントをプレスした状態です。
高周波で接着するための型合わせ用のパーツです。
この写真は端材を使った試し用のサンプルです。
こちらで狂いがないか確認をしてから実際の木部で制作していきます。
本当にきめ細やかな作業がなされています。
牛革の半裁です。
ナチュラルな革は滑らかで美しく、使うほどに味わいを増していくことでしょう。。。
傷をチェックしてテープの色ごとに使える部分と使えない部分に選別しています。
ナチュラルレザーなので革は全体の1/10程度の良質な部分しか使用できません。
妥協を許さない贅沢な使い方です!!
人気の椅子たちがラインナップ!
どの椅子も数多くのデザイン賞を受賞したデザイン性と、職人技による作りの良さに感服してしまいます。
多くの製品が展示されており、まるで椅子の博物館のような楽しい雰囲気でした♪
張地や材が変わるだけで本当に雰囲気が変わりますね!
新作のディーンチェアです。
流れるような曲線のラインが美しい椅子です。。。
肌ざわりも滑らかで、いつまでも触っていたくなりますよ。
デンマークのデザイナー・カイクリスチャンセンのユニバーステーブルやユニジュニアチェア、新作のツムギチェアも展示されていて、ウキウキするような空間でした!!
こちらは50周年限定特別仕様モデルの限定樹種ウェンジで作られたペーパーナイフソファ。
重厚感のあるウェンジ材がクラシックな印象で、柔らかいエクリュの革の張地が何とも上品です。。。
ウェンジ材がなくなり次第この限定品は終了となってしまいます!
村澤一晃さんがデザインされた人気のMMテーブルとpepeチェア。
このスタイリッシュなデザインが村澤デザインの醍醐味です。
村澤さんは「現場での開発」を開発理念とし、また、「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条として、デスクで図面を描くのがデザインではないことを実践されている方です。
新作のプレゼンテーションの模様です。
マクチェアは軽量化を目指し、片手でもスッと持ち上げられるんですよ!
小泉誠氏は建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との協働を続けていらっしゃいます。
作品の背景についてのお話を聞かせていただく貴重な機会となりました。
最後には宮崎社長が宮崎椅子製作所についてお話されました。
会社のこれまでの紆余曲折や歴史をお話し頂き、感慨深いものがありました。
この展示会と工場見学により、宮崎椅子製作所のもの作りのこだわりや真摯な姿勢が感じられ、妥協のない納得出来る椅子作りの様子を肌で感じた2日間でした!!
弊社も今後も素晴らしい宮崎椅子の商品を皆様にご提供出来ます様に努力していきたいと思います。。。