お知らせ

飛騨家具祭&キタニ・フィンユール邸

先日、飛騨高山の家具祭に行ってきました。

緑豊かな森林地帯で、豊富な木材資源に恵まれた地域です。
江戸時代から「天領」として、京都と江戸の2つの文化を取り入れながら独自の文化を育んできました。
それは匠たちの手によって現代まで息づいています。

昔から脚もので有名な家具の産地で、デザインや造りの良さに優れた品が揃っています。
各メーカーが切磋琢磨して、職人たちが熱い想いで商品作りに励んでいます。
今年の新作は特に椅子が優れていました。
椅子好きの私としてはたまりません・・・
飽きがこなくて長持ちするもの、これがあると安心というものに出会えたら一生ものです。
生活が豊かになりますね。

次は日本の北欧家具ブームの火付け役ともなったキタニへ行って来ました。キタニは「福祉の椅子」の研究からデンマークの家具のリペアを始め、今日に至っています。
デザイナーとライセンス契約を結んで名作家具を製作しています。

昨年オープンしたフィンユール邸です。
フィンユールは「椅子の彫刻家」と言われ、世界中に熱狂的なファンを持つ家具デザイナーです。
デンマークの自邸を忠実に復元したものです。

玄関を開けるとエントランスホールには、目にも鮮やかなロイヤルブルーのソファがあり、清々しい気分になります。

リビングの中央には酋長の椅子といわれる肘掛椅子がおいてあります。
この椅子で彼も寛いでいたんでしょうね・・・
思わず当時に想いを馳せてしまいます。

テーブル、椅子とどれを見ても、脚元が天板や座から浮いているような浮遊感がデザインの特徴です。
家具も自然の中の造形物として捉えた彼の姿勢が感じられます。

日照時間の短い北欧の人々は、自然を愛し、自宅での時間を慈しみ、生活を楽しんでいます。
また、日本には四季折々の中で季節を感じ、おもてなしの心から部屋を整える「しつらい」という言葉があります。
どちらも生活の中に自然を取り入れながら、快適な空間の中で日々の暮らしを楽しむという、素晴らしい生活への意識だと思います。

飛騨の地で、匠の技というのは目に見えるものだけでなく、長い年月を経てようやくわかるものではないかと実感させられました。
100年後にも愛されている家具作り、素敵ですね・・・

natural furniture Y’s DAY
〒861-4115 熊本市南区川尻2-5-1
TEL 096-357-9852
URL https://www.ys-day.com
E-mail info@ys-day.com
店休日なし(年末年始除く)

オンラインショップでも素敵なインテリアとの出会いがあります。

Y's DAY Online Shop

Online Shopをみる

Online Shopをみる