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WORKS

2021.03.13

山鹿市 H様邸

今回は山鹿市にお住まいのH様邸にお邪魔しました。

一歩中に入ると、部屋のあちこちに絵画が飾られ、
まるでギャラリーのような素敵なお宅です。

家を建てる際に、絵を飾ることを前提に空間設計されていったそうで、
L字の壁面に飾られた男の子の絵画は、山鹿と群馬にアトリエを構える彫刻作家さんの作品とのこと。

ナラ材のナチュラルな色と、白い壁面で構成された空間に、
黒色で描かれた絵画がお部屋をキュッと引き締めモダンな印象を与えています。

リビング・ダイニングにお邪魔するときれいな木目のナラ材の床に合わせ、
ナラ材で統一された宮崎椅子製作所の家具が目を引きます。

ダイニングテーブルには、宮崎椅子製作所のMM tableをお選び頂きました。
ディティールに丸みをもたせたデザインが、優しい印象を与えてくれますね。

H様は当初、別のメーカーの家具も検討されていたそうなのですが、
こちらのDC09(宮崎椅子制作所)にご主人が一目惚れをされて宮崎椅子製作所の家具で揃えようと決められたそうです。

DC09は、イタリア・ミラノで活動するINODA+SVEJEのデザインで、
有機的な線が優雅でかつ力強い印象を感じさせます。
また、座面とヌキを一体化し、強度を保てる限界まで薄く削った無垢の座面が美しいですね。

3脚お買い上げいただいたUU chair。
現在はお子様が小さいので2脚仕舞って代わりにキッズチェアをご使用中とのこと。
斜めにスッと伸びたダブルのフレームがシンプルな中にも存在感がありますね。

ダイニングテーブルの上には、“ハンス・J・ウェグナー” デザインの『The Pendant』。
こちらの照明は、シェードの下端のシルバーの部分がハンドルとなり、
昇降により光の広がる範囲を調整できます。

H様邸ではテーブルからペンダントまでの高さを、低く設定されていました。
ただ、付属していた電球よりも明るさを抑えた電球を使用して、
光源を直接見た時に眩しくないようにしているとのこと。

北欧ではペンダントライトの適正な高さはテーブルから60〜65cmとされています。
実際にこの高さで吊るされた照明を見ると、
思ったより低く邪魔になりそうで不安...と思われる方も多いと思います。
しかし、実際には座った時に会話の邪魔にならない高さですし、
手元がしっかり明るく照らされ、お料理も美味しそうに見えます。
また自然と視界に入るこの高さは、お家に帰ってきたとき、
ダイニングに食事を運ぶとき、意識せずにボーッとしている時に、
シェードの美しい影や光が目に飛び込んできて、
ホッと癒やされるのではないでしょうか。

リビングには、宮崎椅子製作所のペーパーナイフソファ 3Pをお選び頂きました。
このソファは、デンマークのデザイナー “カイ・クリスチャンセン” によるデザイン。
全体的にスマートなフォルムで、見る者を魅了する美しさです。
無垢材を丁寧に削り出したアームは、いつまでも触れていたくなるほど滑らかです。

お話をお伺いしていると、今だけではなくお子様たちが大きくなるまでをしっかりと見据え、
暮らし方を考えながら家具選びや、空間設計をされているなと感じました。

本当に気持ちのよい空間ですっかり長居をしてしまいました。
H様、この度はお忙しい中撮影にご協力頂きまして誠にありがとうございました。
お時間がございましたら、ぜひともまた遊びにいらしてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。